大山はなんて素敵な山なんだ! vol.2
2日目。
御来光を見るために早起きして外に出てみたけど。。。天気は良さそうだけれど朝日の昇る方向には雲が覆い微妙な感じ。
小1時間ほど粘ってみたけど生憎楽しみにしていた御来光は見れなかった。
しかし驚いたのがこの御来光を見るために大勢の人が登ってこられているのでした。ってことは皆さん1時とか2時くらいから登り始めてるんですね。
残念ながら日の出は見れなかったけど冷たい風に眠気も吹っ飛び気持ちよかった。
小屋に戻り冷えた体をシュラフに入って暖めます。
今日は降りるだけで特に予定もないのでゆっくりできるけど、何もしないのも退屈なのである程度ダラダラしてから下山準備にかかりました。
とりあえず1階に降りて朝食を。二日酔いには雑炊が一番です。二日酔いにはしじみが良いらしいのですがホタテで代用。
朝ご飯を食べて外に出てみると麓の町に大山の影が写っている。
慌てて山頂まで駆け上がりました。もちろん写るわけないとは思っていますが、一応手を振ってみたけど影には写らず。
すっかり陽があがってしまってます。
小屋に戻り帰り支度。
そしてお世話になった小屋の2階をホウキとチリトリをお借りして掃除。
荷物を下に降ろして小屋番さんにお礼を言って出発です。
ありがとうございました。
最後に再び山頂に行き感謝の気持ちを込めて景色を目に焼き付けます。
さて、下りますか。
小屋からは9合目までは登りと違うコースで周遊しました。
このコースも花も多いし、古い石室なんかもあって雰囲気ありでおすすめです。
この日はガス日だったので花は露に濡れてしっとりと咲いていました。斜面の木道が多いので濡れてる場合は滑りやすいので要注意です。
天気は青空が時折顔を見せるけど概ね曇り。
でも曇りだからこそ空が見えた時にはもの凄く嬉しくなります。雲が近い!
そして昨日より風がきつくて森林限界の尾根では吹きさらしになるので陽が隠れると寒く感じました。
北壁はえらいことに。。。
今頃山頂小屋は濃いガスの中だろうな。
特に難所もないので一気に6合目まで降りてきました。
避難小屋を確認。
数人が休憩できる程度のスペースですね。
少し下れば分岐に到着。
ここを右に折れ、行者登山口方面に舵をとり北壁を見に行くことにしました。
木々の隙間から北壁が見え隠れしてますが、稜線にはまだ雲がかかっていますね。さきよりは薄くなってる感じなのでこれから取れていくことを願って下ります。
急な階段がですがしっかり整備され、不安定さは皆無。
この見事な登山道に大山の自然を大切にする人の思いが感じとられます。
あ、そうそう。駐車場の隅に握りこぶし程の岩が集められてるスペースがあったのですが、登山道保護のためにその岩を持って上がって登山道に敷くという活動があるみたいですね。次はチャレンジしてみよっと。
鳥のさえずりが響き渡る素晴らしいブナの森を抜けると北壁の沢に出ます。
ここにも避難小屋があったので一応チェック。
2階にもロフトスペースがあります。
室内はまぁまぁ綺麗だけどトイレはイマイチでした。
再び広い枯れ沢に出ると目の前に北壁がドーンと見えるはずでしたが、、、残念ながら山頂付近には雲がまとい、その全容は見れなかったけど迫力は伝わってきます。
取れそうで取れない雲のせいでその場からしばらく動けず。
来い来い!!と願ってると。。。
キター!!!!
と思ったのに!!!
今度は濃い濃いガスに覆われてしまいました。
しかしこんなとこ登れるんかな。。。
休憩がてらしばらく眺め妄想時間を楽しみます。
さて、ゴールを目指しますか。
緩い下り道をずいずーいと下り行者登山口に到着。
そして神社や参道を通り駐車場に到着。
綺麗で大きなモンベルショップがあったので何か忘れた時は便利かも。
下山届けも提出しました。
簡単に着替えだけすませて豪円湯院という温泉に向かいます。
11時の開店前だったので並び温泉は一番乗りでした。
泉質も好みで綺麗でしたし気に入りました。
これで380円!めっちゃ大満足!
せっかく日本海近くまで来たので海鮮を求めて車を走らせました。
途中でネットで美味しそうな店を調べました。
『地魚料理 恵比須』というお店が評判良さそうなので向かいましたが昼時で30分程並びました。
さすが目の前が海!ロケーションの演出効果も相まってとても美味しかったです。
心も体も満タンになったので帰路につきますか。
しかし節約のため台風が近づいているというのに日本海側の一般道で帰るという荒技に決定。でも景色の無い高速乗るより個人的には寄り道ができる一般道のほうが好きなんですよね。と言う訳で海にもお立ち寄り。
その後はだんだん風が強まってきて空も暗くなり雨も降り始め、台風に向かいながら走ってる感がありました。
案の定、滋賀県に入ると同時に台風と鉢合わせになり、猛烈な風雨にビビりながら山道を走りました。
なんやかんやで家に着いたのは23時!
当初はイマイチ乗り気でなかった今回の山行ですが、とても楽しかった。
美しく険しい、そして何より人々に愛されている素晴らしい山、大山でした。
まだ登りに行きたい。
しまい。
【個人的備忘録】北アルプスの行きたい山・コース
この夏最後のアルプスは2年ぶりの剱岳 Vol.2
この夏最後のアルプスは2年ぶりの剱岳 Vol.1
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灼熱の伊吹山
北アルプス後立山連峰縦走 vol.5完
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